医院名:モーニングクリニック六本木 
所在地:東京都港区六本木6丁目1-8 
電話番号:03-5860-6935 
六本木グリーンビル7階

涙嚢鼻腔吻合術【流涙症・鼻涙管閉塞症・鼻涙管狭窄症】

涙嚢鼻腔吻合術とは

目の表面を潤すために眼頭にある涙腺から出た涙は、上涙点と下涙点の2か所の涙点から涙小管、涙嚢、鼻涙管を経て鼻腔へと流れ出します。涙の通り道であるこの器官のうち一か所でも閉塞したり狭窄してしまうと、涙の流れが滞って目に涙がたまる『流涙症』になります。
まずは、涙道内視鏡による鼻涙管シリコンチューブ留置術を行いますが、狭窄や閉塞が強い場合は、閉塞している部分にシリコンチューブを通すことができません。そのようなケースでは涙嚢鼻腔吻合術を用いて鼻腔へ迂回路となるバイパスを通します。

【対応症状】
・流涙症
・鼻涙管閉塞症
・鼻涙管狭窄症

涙嚢鼻腔吻合術の手術可能日

 
14:00-17:00 × × × 第2、第4のみ ○ × × ×

当院では鼻内法による手術を行っています。

鼻内法とは

涙道内視鏡を用いて鼻腔の内側から涙道付近の骨を削って涙道まで到達させます。シリコンチューブを上涙点と下涙点から挿入していき、削った場所を通して鼻腔内に留めます。
鼻内法は皮膚の切開が不要ですが、狭窄や閉塞の場所などによって適応できない場合があります。適応ができない場合には、鼻外法による手術を用います。鼻中隔の偏位やポリープがある場合は、先にこれらの手術を行ってからとなります。

この手術法による長期の成功率は、9割以上といわれているほど安全な手術で、入院の必要がなく日帰りで行っています。
鼻中隔湾曲症などの合併症も、同時に手術が可能なので手術日も一日で済みます

耳鼻科の専門医師と眼科の専門医師で治療を行います。

耳鼻科専門医師 院長 荒木 進

略歴
  • 平成3年に東京医科大学医学部卒業、
    同年東京医科大学耳鼻咽喉科学教室に入局し、
    オーストラリア・メルボルン大学助手(難聴の基礎研究)、東京警察病院医員、厚生中央病院医長、東京医科大学霞ヶ浦病院科長を経て、
    平成20年9月に東京医科大学准教授を退職。
  • 平成20年11月19日に流山市で開業。
  • 平成21年1月から東京医科大学兼任准教授。
資格
  • 平成医学博士(第1518号)
  • 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医(第0112169号)
  • 日本アレルギー学会認定アレルギー専門医(耳鼻咽喉科)(第2793号)
得意分野
  • アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、鼻中隔湾曲症の治療
    (内視鏡手術、レーザー手術、減感作療法等)
  • 難聴の診断、突発性難聴の治療
  • 頭頸部がんの治療

眼科科専門医師 箕田 宏

略歴
  • 東京医科大学卒
  • 北海道大学医学部癌研ウイルス研究生
  • 市立根室病院眼科部長
  • 東京医大八王子医療センター眼科講師

 

主な合併症

・涙点の浮腫、炎症
・肉芽腫
・再発

様々な合併症が現在までに報告されていますが、これらの症状が現れるのは極めて低く、また仮に上記の合併症が起こった場合は適切な処置を行うので、治療をせずに症状を放置するよりも、治療をおこない症状を改善することの方が望ましいと判断できます。
また、いかなる手術においても手術により合併症が起こるかどうかを予測することは不可能です。合併症についてはあくまで参考程度にとらえ、完全なものではないという認識を持つことが大切です。またご不明点については、お気軽に主治医にご相談ください。

料金

涙嚢鼻腔吻合術

1割負担(片側) 約23,000円~約35,000円
3割負担(片側) 約70,000円~約90,000円

涙嚢鼻腔吻合術+副鼻腔炎(蓄膿症)の合併症

1割負担(片側) 約23,000円~約35,000円+副鼻腔炎の料金
3割負担(片側) 約70,000円~約90,000円+副鼻腔炎の料金

涙嚢鼻腔吻合術+鼻中隔湾曲症の合併症

1割負担(片側) 約23,000円~約35,000円+鼻中隔湾曲症の料金
3割負担(片側) 約70,000円~約90,000円+鼻中隔湾曲症の料金