当クリニックでは、内視鏡検査中に発見した大腸ポリープの切除を日帰り手術（内視鏡下大腸粘膜切除術）で行っています。所要時間は検査と合わせても30分程度です。
内視鏡による低侵襲で安全性が高い手術なので日帰りで受けられます。ただし、手術ですから出血や穿孔といった術後に起こる合併症のリスクがゼロではありません。こうしたリスクをできるだけ下げるために、安静や経過観察、一定期間のさまざまな制限が必要になります。
術後、数時間クリニックのリカバリールームで安静にすごしていただき、経過を観察します。ご帰宅されてからも、当日は安静を保ち、1週間程度は激しい運動や出張、飲酒などを控えます。
また、既往症がある場合、その状態や服薬内容によっては検査中の切除ができない場合もあります。

経過観察で問題がなければ、ご帰宅できます。ご帰宅後の注意点は、手術後に起こる可能性がゼロではない出血や穿孔といった合併症リスクをできるだけ下げるためのものです。
お身体の状態、持病などに合わせて、ご帰宅後にご注意いただく内容は異なってきますので、医師の指示を守ってください。

食事

術後、1週間は消化しやすく、胃腸に優しいものを食べるようにしてください。香辛料などの刺激物、脂っこいもの、アルコールは控えます。

運動

当日の運動は厳禁で、翌日から散歩程度の運動が可能になります。激しい運動（ジョギング・ゴルフ・テニスなど）や腹圧がかかる運動は、術後1週間は控えてください。

入浴

翌日からシャワーが可能で、術後1週間はシャワー程度にとどめてください。バスタブに浸かることや、長風呂は血行を促進させて出血リスクを上昇させますので控えてください。

水分

いつもより多めの水分摂取を心がけます。便秘を回避するためにも重要です。

出血

便に血が混じる程度でしたら、徐々に治まりますので心配はありません。ただし、大量の出血や激しい痛みがあるようでしたら、電話ですぐにご連絡ください。

※費用は目安になります。別途、診察料やお薬代がかかります。